井上逸兵のひとりごと
 
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2006年5月1日号
 
保釈に思う
 
© Ippei INOUE
 
ホリエモンがやせて、とんねるずのイシバシくらいにはかっこよくなって出てきた。
 
彼の拘置所内での生活が、部屋の資料映像とともに報道されているが、内心うらやましく思った人は少なくないのではないだろうか。
 
読書三昧。週2、3度の運動。快食快便(かどうかは不明)。便器は抱いて寝ることも可能なポジションにある。悠々自適そのものである。
 
よくトイレの方が集中して本を読むことができるといってトイレに本棚まで置いている人がいるが、そのような人にとっては、あの独房は理想の読書空間ではなかろうか。多くの人はあの部屋をトイレ付きの独房と呼ぶだろうが、トイレ読書人にとって、あれは部屋付きのトイレである。ふとんも敷けるトイレとはなんてステキだろう(と思っているはず)。百科事典も読んでいたらしいが、むろん、ホリエモンが便器に座ってウンチクを蓄えていたかは不明である。・・・スミマセン。
 
ちなみに僕にとってトイレは中長期的スケジュールを確認し、これからの我が国の行く末に崇高な思いを馳せる空間なのでカレンダーが掛けられている。聞くところではトイレにカレンダーは風水的には最悪だそうだ。理由、ていうか理屈は不明。ウンが流れるからか、って、またスミマセン。しかし、最近、清潔すぎてウンがよりつかないようなので、当たっているとも言えなくもない、って、しつこいっちゅうねん。
 
週2、3度の運動というのも、年2、3度の運動もままらない僕のような人間にとっては、これまたうらやましい。どんな運動をしていたか伝えられていないが、7畳程度の部屋で運動するらしい。その広さならおのずと限度はあろうが、運動は定期的にできるのがよい。それより7畳という部屋がどんな形なのか気になる。
 
そう考えると、いかに我々塀の外の人間がありとあらゆる雑事に翻弄されているかが身にしみてわかる。自由であるはずの我々の方が自由がないとは。自由とは何なのか、ウンとは何なのか、7畳の部屋にするにはどのように畳を敷いたらよいのか、様々なことが脳裏を去来する、ホリエモンの保釈であった。
 
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