井上逸兵のひとりごと
 
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2006年9月1日号
 
ハンカチ王子
 
© Ippei INOUE
 
ハンカチ王子、齋藤ゆうちゃん熱がいまだに冷めやらない。
 
前号のわが「ひとりごと」では、まだメディアが騒いでない時期に(甲子園の2、3回戦の頃か)イケメンとして斎藤に言及した(自慢)。といっても、あれほどの投球をする投手としてではなかった。実のところ優勝するとは思っていなかった。いいかげんにも「斉藤」という字を書いていた(記念に修正しないでおこう)。
 
メディアは久しぶりに甲子園が盛り上がったと言っているが、記憶と記録の記憶との限りで言うと、大会が終わった後もこれほど騒がれ続けたことはかつてなかっただろう。日米親善野球なんて恒例行事だが、いつもなら新聞の片隅にちょっと結果がのるくらいで、テレビでレポートされるなんてことはなかった。
 
今日は日米戦の第1、2戦だったが、試合後のインタビューでゆうちゃんが「自分的には」というフレーズを奪三振くらいに連発していたのが、自分的にはやや気になる。「自分的にはとてもうれしいです」、「自分的には投げやすかったです」。日本語のコミュニケーションで一般的な、自称詞(「私」、「僕」など)の回避のための新たな方策だろうね。「あたし的にはー」でなくてまあよかったとしよう。
 
自分的には斎藤がスターダムにのし上がることを予見したわけだが(そういうことにしておこう)、ついでに言えば、自分的には、2001年5月7日のひとりごとで、日本ハムは札幌に行き、近鉄かオリックスは仙台に行け、という提言をしている(http://homepage3.nifty.com/ipinoue/hitorigoto-s.htm(まだまじめに書いている))。その通りになった。ははははー。自慢。
 
これは予見というより自分的な希望だが、斎藤は早稲田大に上がってきてほしい。そうなると、六大学野球もメディアへの露出が増えるだろう。自分的にはこんどは神宮を盛り上げてほしい。
 
斎藤はもちろんすばらしい投手だし、それ以上に田中はすばらしい投手で(文句なく!)、(それぞれ一人の快投だったらここまで盛り上がらなかっただろうが)二人が歴史に残るあの熱戦(複数形!)を演じ、しかもかわいい方が優勝し、王さんの入院も背景的ドラマとしてあったことなどが、今回のフィーバーを引き起こしている(と誰的にも思うだろう)。が、それにしても、メディアがネタの商品価値を躍起になって高め、関連グッズをさらに売りだそうとするありさまを見ると、さすがに自分的にはちょっと引いてしまう。
 
ハンカチ、ハンカチメーカー、兄、などに始まり、今日などは、金城(今日の2番手投手:これはまあ本来マトモだが)まで、関連グッズがどんどん売り出される。関連グッズとして売り出されたい人も山ほどいるだろう。斎藤の親戚も今頃2倍ぐらいに増えているはずだ。そういう自分的にも売り出されたい。そういうえば、自分的には青いハンカチを持っているし、自分的には群馬県に住んだこともあるし、自分的には国分寺と同じ中央線の高円寺に住んだこともあるし、自分的には斎藤という名の親戚もきっといるはずだし。
 
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