井上逸兵のひとりごと
 
*このページへのご意見ご感想は好意的なものだけいただきます
 
2006年10月1日号
 
理由なき反抗
 
© Ippei INOUE
 
ここのところ、「ひとりごと」もややモティベーション下降気味。
 
最近イマイチですね、と言わんばかりの反応をお会いする方々から感じとってしまうこの繊細さ。すてき。
 
なにゆえに書かねばならないか、ともんもんとじもんしつつもんぜつする1日、15日。「理由なんか考えちゃだめですよ」とこのページにしばしば登場するS大のI氏。考えてみれば、ふだんあまり理由を考えることに慣れていなかった。
 
理由なき独白、理由なき反抗、理由なき暴飲暴食、理由なきメタボリック、で、なんでメタボリック(代謝)のシンドロームなんだ?
 
ある年突然(昨年だろうか)、健康診断で胴回りを測られるという辱めをうけた。それまでそんなもの測らなかったのに。心の準備ができていなかったので赤面してしまった。目ははにかんでうつろだったと思う。
 
 
新学期が始まったが、テンションやや低め。不思議なことに4月の新学期は、それなりにさてがんばろうかという気になるものだが、秋学期の始まりはどうもウツ気味になる。冬に向かっていくからかな。秋ってどことなくさびしくセンチメートルになりがち。冬休みが待ち遠しい。
 
やっぱり人間も動物だから、新しい生命の宿る春に新しいことが始まるのは生理的にあっている。美しくなかったらしいどこかの国の首相は、国立大学を9月始まりにして、高校を3月に出たら半年間ボランティアなどに従事させるとおっしゃっている。ボランティアってことばの意味知ってるのかな?
 
ウツ気味の今日この頃だが、今週はなかなかインパクトのあるニュースがあった。
 
ひとつは、「オタク狩り」。
 
「『アニメオタクは体力が弱く、金を持っていると思い狙った』などと供述しているという」(Yahoo!ニュース(毎日新聞)-9月28日14時48分更新)弱いものいじめの卑劣な犯罪だ。断じて、笑い事ではなーい。が、テレビのニュースのつくりは完全に笑い事だった。選りすぐりのオタクたちを街頭インタビューに登場させ(@アキバ)、茶の間のウケをねらっていた。
 
ちなみに、僕は以前アニメ雑誌にコラムを連載していたことがあったので、アニオタではないかと思われている向きもあるかもしれない。もしそうなら、僕は「オタク狩り」と「オヤジ狩り」の両方に気をつけねばならないことになるが、幸いどちらにも当てはまらない。後者も断じて当てはまらない。
 
それにしてもこの事件(25件報告されているらしいが)、
 
「愛知県豊橋市の工員2人(ともに18)は、(中略)埼玉県内の男子中学生(14)を「ちょっと財布見せて」と脅し、500円を奪い取った。2人は茨城県つくば市から仕事のため豊橋に向かう途中で、新幹線の切符のほかは、所持金数百円だったいう。」(Yahoo!ニュース(スポーツ報知)- 9月29日8時1分更新)
 
と少額なものが多く、なんだかどちらにも悲哀を感じてしまうのは僕だけだろうか。
 
 
二つめは、これ。なかなか心動かされる。
 
徒歩暴走族 バイクに乗れない“冬季限定”で出現 札幌
 
「繁華街を特攻服姿の集団が、グループ名や自分の名前を大声で叫びながら歩き回る「徒歩暴走族」が、札幌市内に、“冬季限定”で出現している。北海道は冬に積雪でバイクや車での暴走が出来ないことから、このような方法で勢力誇示しているもので、大声を出したり、道路の真ん中で円陣を組んだり、暴力行為など迷惑行為や事件を繰り返している。」(Yahoo!ニュース(毎日新聞)- 9月30日10時32分更新)
 
つらいよなあ、寒いのは。手なんかかじかんでマヒしちゃうし。でも、もう?もうバイク乗れないんだ。さすが札幌。
 
バイクの暴走族はうるさくて危険で迷惑だが、過ぎ去るのもはやい。一方、徒歩の方は、なかなか行ってしまわないので通行人には迷惑度がかえって高いかも。それしても、そういう集団でスーツ着てるのが新橋あたりにけっこういるような。
 
「最近は通年で『徒歩』だけのグループも出てきている」(同ニュース)
 
いいねえ。やっぱり通年ってのもいいよねえ。半期だとなかなか深く論じられないことがあるしねえ。でもウオーキングは他人の迷惑にならないようにしないとね。
 
「多くは暴力団が後ろ盾になり、メンバーは組事務所の掃除や手伝いなどをさせられ」(同ニュース)
 
部活みたい。
 
 
興味深いニュースを読んでたら少し元気出てきた。なぜだろう。いや理由なんか考えちゃいかん。尊いことには理由なんてないんだ。ひとりごとがそうであるように。理由なんていらないんだ。人間の存在がそうであるように。あれ、ちょっとイカス?
 
ひとりごと2006年のフロントページに戻る
もっと以前のも読む
井上逸兵のホームに戻る