井上逸兵のひとりごと
 
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2006年12月15+3日号 
 
行く年
 
© Ippei INOUE
                     
今年もそろそろ一年を振り返る時期になった。何の意味があるかわからんが、振り返ってみよう。人間だけが振り返ることのできる動物なのだ(たぶん)!猫などに至っては後ずさりすらできないのだ!だから車にはねられそうになっても前に飛び出してしまうのだ!ああ、何て前向きな生き物だろう。
 
猫は死ぬ間際になると飼い主の元からいなくなる。ひっそりと別の場所で死んでいることが多い。以前、夜中に酔っぱらってマフラーを落として拾おうとして、何だかガラが違う気がするなあ、三毛のマフラーなんて我ながら趣味わるかったなあと思ったら猫だったので、腰を抜かしたことがある。飼い主への遠慮もそこそこにしてもらいたいものだ。
 
猫は死ぬ場所を探して家を出て行くと言われているが、実はそうではないらしい(死を予期しているのではないらしい)。猫は独立性の高い生き物なので、具合が悪くなったら飼い主も信用できず、己の身を隠そうとするのだそうだ。どんなに飼い主に慣れていようと本性は失わないのだ。
 
なんと気高い生き物だろう。陰気な風貌に前向きで孤高。まるで私のようだ。3日ぐらい更新が遅れても気にしない、気にしない。
 
一年を振り返るはずだった。
 
今年、最大に盛り上がったのは、なんと言っても母校のセンバツ甲子園出場だった。これで一年楽しめたくらいである。いまだに小生のケータイの待ち受けはアルプススタンドからの光景である。この前、監督さん(1年先輩)とこの時のエースにお目にかかる機会を得たが、見せたら笑っていらした。
 
はははははーあ。あとは全般に暗い1年だった。年々暗くなっていく気がする。
 
この稼業、いつも商売相手の年齢層が同じなので、自分との年齢差も変わらないと錯覚してしまう。いまだに立派な学生やエラそうな学生を見ると、「おにいさま!」と思ってしまう。学生との年齢差が毎年広がっていることも知らずに。ふと気がつくと、学生の親の年齢が近づいてきた。もうそろそろ大学生も平成生まれになる。こちらも老いるはずだ。小さな字を読むのにネガネを外している自分に愕然とした。
 
何かをやれば、へまをやらかし、叱られる。そんな子どものような事態に陥ってばかりのような気がする1年だった。
 
この1年を象徴するがごとき暗い事件。この前、移動中にノートのバイオの液晶画面が割れていた。授業で使おうと思ってあけたら、見たことのない画面なので、あれ?きれいだなあと思って見入っていた。間抜けにも学生に自慢しようと思って見せたら、ある学生が、「センセ、それ割れてるんですよ」と。がーん。でもプロジェクタからは画面を投影することができた。中身は大丈夫のようだ。
 
しかし、プロジェクタなしではこのパソコン使えない。プロジェクタを持ち運ばねば使えないノートパソコンなんて。デスクトップ持ち歩く方がましかもしれない。
 
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