井上逸兵のひとりごと
 
*このページへのご意見ご感想は好意的なものだけいただきます
 
2007年4月1日号
 
都知事選
 
© Ippei INOUE
 
ジジツウシンというところの女性から電話がかかってきた。都知事選についての電話アンケートに協力してくれないかということだった。ちょうどチャンネルを甲子園にしようかプロ野球にしようか苦悩している最中で忙しかったが、しかたなく要請に応じた。
 
20代から50代の方にアンケートをお願いしているのですが、おいくつですか、といきなり失礼なことをきく。20代だ、と正直に答えた。一瞬、間があったが、つっこまれなかった。20年前はね、と小声で付け足したが、聞き取られなかった。
 
ご職業は?と聞くので、ダイガク・・・といいかけて、大工と答えた。エイプリル・フールにこんなことをきくなんて世間知らずな人だ。
 
次に、どの候補者に投票しますか、と直球できいてくる。いきなりフトコロをついてこられたので、そんなこと言うの恥ずかしくて赤面してしまいます、と答えた。えっ、と間があって、お答えいただけないということでしょうか、と言う。笑いをかみ殺しているのは明らかだった。質問をしておいて笑うなどとはますます失礼なやつだ。
 
じゃあ答えるよ、ヒラリー・クリントン、と小生。あのー、都知事選にそのような候補者はおりませんが、と今度はやや怒気を帯びた声。えっ?そうだっけ?どんな人がいたっけなあ、と小生。ではこれから申し上げます、という。なかなかめげない。いち、あさのしろう、に、いしはらしんたろう、...なな、くらいで「その他」になった。
 
「じゃ、はち」と答えようかと思ったが、電話のお方はほんとに怒りそうになったし、そろそろこちらも飽きてきたので、その後はふつうに答えた。
 
それにしても都知事選では毎度のことだが、実に多様な人が立候補している。選挙管理委員会のページにある候補者一覧をながめるだけでヘタなワイドショーより楽しめる。ネタで立候補しているんだろうなあという人もいる。
 
党派はほとんどが「無所属」。名乗っているのはくろかわ氏の「共生新党」とやまぐちという人の「(略称)カント永遠平和論での最高裁反改憲訴訟の会」だけである。これで略称かい!って感じである。この候補者はウィキペディアに記事があるが、暇つぶしをお望みならけっこういけます。どうぞ。過去の立候補の時にも「政見放送で『入れないと見捨てちゃうぞ』と発言するなど、強烈なインパクトを残」してきたらしい(ウィキペディア)。
 
候補者の職業もなかなかすごくて楽しめる。不動産鑑定士、歯科医師、タレントはふつう。ストリートミュージシャン、まあ、かっこいいのかな?国際創造学者、あのドクター、そうだったんだ。タクシー運転手、なかなかアグレッシブな運転しそう。勝訴証拠評論家、誰に評論するんだ?易学者、風水研究家、ははー。ディレッタント、ってそれ職業かい!
 
しまった、電話アンケートで、職業ディレッタントって言えばよかった。そんなにはずれてないはずだ。あるいは国際創造学者。なんかよくわからんがそんな感じのものになりたい。とにかくよいトウキョウになりますように。
 
ひとりごと2007年のフロントページに戻る
もっと以前のも読む
井上逸兵のホームに戻る