井上逸兵のひとりごと
 
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2007年12月15+13日号
 
ほんとに年の暮れ
 
© Ippei INOUE
 
最長の更新遅延。もうウザイので来年から「+○日」といちいち書くのやめよう。週刊誌も次の発売日の日付が号数になっていて次号も買えと促しているし、年度内に出すことが義務づけれられている報告書などもよく3月45日くらいに出されたりするのと同じである。
 
本当に一年を振り返らねばならない時まで遅延してしまった。過去を振り返らないというのが前向きというものだろうか。前向きに生きろというが、後ろを向いている方が楽なこともある。でも、つらいこともある。小生はと言えば、どっちを向いてもつらい、そんなお年頃という気がしてならない。
 
我々の未来は前にあり、過去は後ろにある。が、アンデスのケチュア族だったかは、過去が自分たちの前にあると考えるのだそうだ(という話を聞いたことがある気がする)。「過去を振り返る」というイディオム自体が我々固有のものなのだ。といいつつ考えてみれば、日本語でも「以前に」と過去のことを「前」というし、「後(あと)で」といえば先のこと、つまり未来のことである。
 
さて、日本語のイディオムにしたがって今年を振り返ろう。
 
おんぶおばけ(知ってる?)のように離れてくれない仕事があって、いったいいつからおんぶしてるんだっけと思い出そうとしても涙しか出ない。ひょっとして去年の今頃もおんぶしてたような気がしないでもない。いまだに終わらない。と、自分の仕事効率はつねに棚にあげ、実は自分の方こそ関係の方々におんぶされていることに気づかないふりをしてみる。
 
今年もいろいろあった。例年にましていろいろと、そして大きなこともあった。が、年々不感症になっているようで、いちいち感情的に消化してないような気がする。何でも流れ作業に乗せてしまっているかもしれない。よくないことだ。これは言うなれば、井上の授業を受けていちいち感動しない学生のようなもので、はなはだ失礼な話である。井上の授業を受けながら感動のあまり気を失って机の上につっぷしている学生もたまに見かけるが、そこまでは見習わなくてよい。
 
今年の正月のひとりごとをひもとくと、今年はアナログ回帰をめざすと宣言している。実現のほどはどうだろう。あいかわらず授業や講演はパワポには頼っているが、使用頻度は若干減ったかもしれない。ただし、それが小生にとっても受講者にとっても利益だったかは定かではない。
 
さて、この一年も、多くの方々の冷ややかな反応と、ごく少数の方々の励ましと、若干名の方々の揶揄に突き動かされてひとりごちてまいりました。最近の更新日を見ると、かなり余裕のなさを我ながら感じます。こう毎回「+何日」なら、ひとりごとうと思う日を前倒しすればいいのに、と思いますが、言うはやすし、心はきよし、まま成りませぬ。もしよろしければ来年もたまにご覧ください。
 
皆様、よいお年を!さて、あしたは正月号を書こう。
 
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