井上逸兵のひとりごと
 
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2008年3月15+153(きっと)日、ようするに8月15日号
 
オリンピックに想う
 
© Ippei INOUE
 
夏休みって何でしたっけ?意味忘れつつある。
 
+の日数が増加している。まずい。
 
水泳部長を仰せつかって以来、水泳競技に関心を持つようになった。今もオリンピックより甲子園を見る方だが、2番目の選択は水泳になった。北島が北京を最後にすることはずっと前から知っている。
 
水泳も年々高速化して、北島のようなプロじゃないと勝てなくなってるのだろうが、自由形50メートルの予選を見てると、本来のオリンピックを見る想いがする。
 
日本なら標準派遣記録をクリアし、かつ各種目2人しか出られないが(慶応の1年生に記録は突破したが、3位だった選手がいる。惜しかった!ロンドンに期待!)、どんな記録でも1国1人出られる(たぶん)種目がこれである。
 
解説者にも「日本なら小学生レベル」と暴言を吐かれている選手の多くは、アフリカ、およびアフリカ系の人たちだ。こういう光景を見て、いつも一部では話題にのぼる(らしい)のは、なぜアフリカ系の人たちは、たいがいのスポーツではたくさん一流選手がいるのに水泳はだめなのか、という疑問だ。
 
アメリカのように強いチームにもアフリカ系の人がいたりするので、よく言われる生物学的理由(筋肉が重く水に浮きづらい、など)もいまいち信憑性がない。差別(白人が黒人と同じプールに入るのをいやがったから泳がせてもらえなかった、など)、環境(そもそも黒人コミュニティには経済的な理由で水泳をする環境がない、など)、など理由はいろいろ言われているようだが、おそらく複合的な理由によるものだろう。
 
50メートル自由形を見ていると、理由が差別や経済格差によるものなら、何とか彼ら彼女らに希望が生まれるといいなと、突然、人道博愛主義者になる自分に酔いしれたりするが、水泳部長なのに水泳が苦手な理由は何だろうと考え込む。差別や経済格差のせいかもしれないと思うと腹が立ってくる。
 
50メートル自由形予選のダントツの最下位はコンゴ代表のケンポンポ・ニャンゴラ(Stany Kempompo Ngangola)選手だ。名前、金メダル!すばらしい!泣けてくる。"Nga"は日本語では「ニャ」という表記だが、要注意!アフリカの言語では子音だけの"n"で始まる語がいっぱいある。"ng"は"n"と違う鼻音だが、同様に語頭にもくる(はず)。「ン(グ)ャ」なのだ、きっと((グ)は小さい「グ」と書きたい)。でもやっぱり「にゃんごら」がかわいい。「けんぽんぽ」もしびれる。
 
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