ポーランド便り

ひとりごと

© Ippei INOUE

学会で、ポーランドに来た。最近またひとりごちていないので、ここで量産しておいて、+何 日をできるだけ減らそうというあさましい魂胆でいる。「ポーランド頼り」かもしれない。

昨夜ワルシャワに着いて(直行便がない)、いま早朝。まだ暗い。まだ明るいワルシャワを見 ていない。まさかこのまま暗いんじゃないでしょうね。そんなに冬でも北でもないか。

まだよくわからんが、どうもこちらの人には見た目では浮かれて明るい感じの人があまりいな いようだ。みんなこわい顔をしている。空港でも悪質な白タクが多いとガイドブックに書いて あったので、僕もなめられないようにこわい顔をしておいた。

荷物を待つ間、鏡があった。自分の顔をのぞき込む。こわすぎ。そこまでは必要ないような。

空港からのタクシー。こわそうなお兄ちゃん。負けずにこちらもこわそうにしてたが、おぼえ たてのポーランド語で(もう忘れたかも)「こんばんわ」というと意外にも笑みをこぼす。あ いさつはどこにいっても大事なのだ。案外みんなやさしいのかも。でも英語わからないみたい で、沈黙。

無口な僕にぴったりの国かもしれない。これからウッチ大学のあるヴオツワヴェックという町 に移動。ではまた。

2008 年 5 月 1+176 日、てことで 10 月 24 日号

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