ポーランド便りその3

ひとりごと

 © Ippei INOUE

さて、電車もそろそろ着くな。どこ行きゃいいんだ?よく見ると、会場はウッチ大学じゃない。 ウッチ大学の人がオーガナイザーの中心ということだった。ウッチはヴォツワヴェックからち ょっと離れたところだった。ここに来て気づくのかよ、という感じである。

ともかく電車はヴォツワヴェックに到着。さてタクシーででも行くかな、と思っていたら、ホ ームで学会名を書いた紙をもった女性が立っているではないか。おお、なかなか親切だな、と 思って声をかけ、歓迎のことばを頂戴した。が、その後、おもむろに、いや実はもう一人待っ ている人がいるという。あっそ、やっぱりあっしを待ってたわけじゃないのね。と、後ろを振 り返ると、さっき同じコンパートメントでフランス語の草稿を校正していた風のオヤジではな いか。実はこのオヤジ、この学会で全体講演をするために招かれた偉い先生だったのだ。

ということでちゃっかり車に一緒に乗せてもらい、会場の州立高等職業学校(State Higher Vocational School、まあ大学みたい)にたどり着いた。

これは後で考えると幸運なことだった。このオヤジ、いや先生はダブリンの大学の先生(イギ リス人)だが、待ち時間をいっしょに過ごし、いろいろと話をさせてもらった。専門を言語習 得とご自身は言っているが、内容を聞いていると言語人類学っぽくもある。そして、ぶすっと した顔をしているけど、後にわかることになるが、実は気のいいおっさんだったのである。

あれ?何のオチもない?あさまし過ぎ?何とか+何日をゼロに近づけますです。はい。

2008 年 6 月 1+148 日、それってもしや 10 月 26 日号

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